ClaudeのChatとCodeを使い分けて営業メールを推敲する方法
外部の士業事務所への営業メールを書いた。 内容は固まっていたが、構成と語尾に迷いが残っていた。 推敲したい。
普段はClaude Code(ターミナルで動くClaudeの開発者向け版)に何でも投げている。 でも今回は、ClaudeのChat(左の吹き出しアイコンのほう)でやってみた。 ブラウザで使う、いわゆる普通のClaudeチャット。
結論から書く。
壁打ちはChat側、ファイル反映はCode側で分けるのが効率がいい。
何が違ったか
精度の差は、正直わからなかった。 内部で動いているモデルは別系統(Sonnet、Opus)と聞くが、推敲のレベルでは差を感じない。
ただ、応答速度はChat側のほうが圧倒的に速かった。 こっちが文を打っている間にもう半分返ってきている、くらいのテンポ。 Code側は、毎回ターン終わりに数十秒〜1分待つことがある。
推敲は短文ラリーが多い。 「ここの語尾、もう一段やわらげて」「この箇所削っていい?」みたいな、5秒で済む確認が10往復続く。 1往復ごとに30秒待つCodeより、すぐ返るChatのほうがリズムが崩れない。
役割分担の中身
それぞれの強みがはっきり違う。
- Chat側:応答が速い/画像を貼って議論しやすい/メモリ機能で過去の会話を参照できる
- Code側:ローカルファイルを直接読み書きできる/設定ファイルや既存のドラフトをそのまま編集できる/プロジェクト全体の文脈を把握させやすい
いまの使い分けはこう。
- Chat側でラリー。営業メール本文を貼って、「ここどう?」を高速で詰める
- 確定した本文と、なぜその表現にしたかの背景を、Chatに要約させる
- その要約を、Code側に渡す
- Code側に、ローカルのドラフトファイル(
email-draft.md等)を更新させる
つまり、「考えるところ」と「書き出すところ」を物理的に別の場所に置いた。
ありそうな反論
「同じClaudeなのに2つ立ち上げるのは面倒では?」
たしかに最初はそう思った。 でも実際にやってみると、推敲のラリーが詰まらないという1点だけで、面倒さを上回るメリットがある。
それと、Code側にいきなり営業メールの推敲を投げると、CodeはCode側で「まずファイルを読みに行こう」「全体を把握しよう」とする。 推敲のラリーには向いていない動き。 Chatなら、貼られたテキストだけを見て、その場で答える。
いつChat、いつCodeか
私が使い分けている軸はだいたいこう。
- Chat:壁打ち/文体推敲/写真貼って意見もらう/長距離ブレスト
- Code:ローカルファイル編集/設定変更/プロジェクト構造を踏まえた作業/引継書の更新
役割をきれいに分けると、それぞれの強みが消えない。
学び
1つのAIでも、入り口を変えるだけで体験が別物になる。 「全部Codeで」「全部Chatで」と決め打ちしないほうが、結局は速く仕上がる。
道具は、用途で持ち替える。